

下総国佐原出身の地理学者「伊能忠敬」が幕府の命によって日本全土の実測に取り組み、文化元年(1804)に東日本の地図を作成して将軍家の上覧に供した。忠敬の死後、文政4年(1821)に日本全図が完成し「大日本沿海輿地全図」(伊能図)として幕府に献納された。「伊能図」は縮尺に応じて大・中・小の3種から成り、本図はその内の小縮尺(1:432,000)の図を基本に幕府の「開成所」から発行された4部から成る図のうちの1図である (1867年刊) 。正しい実測と抜群の精度の良さは、後に明治政府が作成した日本図に大きな影響を与えた。
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